カテゴリー: 物理
ミラー指数と逆格子ベクトル、面間隔、幾何学的関係

ミラー指数 の面と逆格子ベクトル などの幾何学。 これはほとんどベクトルの問題であるため、説明するための図が多くなっている。 前提知識 ミラー指数 以下の3点を通る平面を とする。 三次元空 …
もっと読む ミラー指数と逆格子ベクトル、面間隔、幾何学的関係【固体物理】勾配∇で表す状態密度(導出)

3次元の自由電子の状態密度は、 に比例する。 【参考】自由電子のフェルミ球、3次元の状態密度 自由電子でない場合の一般的な場合、3次元の状態密度は である。 は 番目のバンドを表す。係数の …
もっと読む 【固体物理】勾配∇で表す状態密度(導出)3つの熱力学法則の順番を覚える
「順番」の覚え方を書いた。法則の「内容」は書いてい無い。
もっと読む 3つの熱力学法則の順番を覚える【電磁気学】ポアソン方程式からスカラーポンテシャル/Green関数

電磁気学でよく目にする以下のポアソン方程式を解いていこう。 この式は偏微分方程式であり、「グリーン関数」なるもので解くことができる。 ポイント 1. Green関数を使った解法の概要 微分 …
もっと読む 【電磁気学】ポアソン方程式からスカラーポンテシャル/Green関数金属中の電流密度 j=-nev /電気伝導度σ/オームの法則

金属中の電流密度 は電子密度 、電荷 、電子の速度 によって与えることができる。ここでは以下の式を導出する。さらに電気伝導度、オームの法則について簡単にまとめる。 ポイント 1. 何が電流の …
もっと読む 金属中の電流密度 j=-nev /電気伝導度σ/オームの法則わかりやすいホール効果/ホール効果で分かること/ホール係数

電流の流れている針金に電流に垂直な磁場をかければローレンツ力を受けることはよく知られている。ホール効果は針金中を運動する電子のレベルでのローレンツ力が重要な鍵になる。ここではそのホール効果の基礎を簡単にまとめよう。 1 …
もっと読む わかりやすいホール効果/ホール効果で分かること/ホール係数自由電子の電子比熱/内部エネルギー/ゾンマーフェルト展開

低温で、固体中の格子比熱は の振る舞いをすることがわかっているが、どうも実測値からずれてしまう。 その理由は、低温においては の振る舞いをする電子の比熱が重要であったからだ。 ここではその電子比熱の式を自由電子の状態密 …
もっと読む 自由電子の電子比熱/内部エネルギー/ゾンマーフェルト展開1次元、2次元、3次元の状態密度まとめ(考え方と計算)

1次元(1D)、2次元(2D)、3次元(3D)の状態密度を下にまとめる。ここでは、以下の状態密度をすべて同じ考え方で求める方法を紹介する。3次元の計算に慣れている人は2章から。全くわからない場合は1章から。 状態密度ま …
もっと読む 1次元、2次元、3次元の状態密度まとめ(考え方と計算)ワイスの分子磁場理論/キュリー-ワイス則

なぜ強磁性体ではスピンの磁気モーメントの方向が揃っているかを、Weissの分子磁場理論によって説明する。この理論により強磁性体のCurie-Weiss則を求めることができる。 1. Weissの分子磁場理論 1.1 常 …
もっと読む ワイスの分子磁場理論/キュリー-ワイス則