フーリエ積分(フーリエ変換)に現れる
に関して、 その以下の直交性を示さなくてはならない。 少々、テクニカルだが覚えておきたい。
直交性
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直交性の証明
ここでの基底は
のように
倍したものを用いる。
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では扱いにくいため、積分区間を変えよう。
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あとで、
と取れば良い。
この積分を単純に計算していく
![Rendered by QuickLaTeX.com \begin{eqnarray*} \frac{1}{2\pi}\int_{-L}^{L}e^{i(k-k')x}\,dx &=&\frac{1}{2\pi}\left[\frac{e^{i(k-k')x}}{i(k-k')}\right]_{-L}^{L}\\\\ &=&\frac{1}{2\pi}\cdot\frac{e^{i(k-k')L}-e^{-i(k-k')L}}{i(k-k')}\\\\ &=&\frac{1}{\pi}\cdot\frac{\sin L(k-k')}{(k-k')}\quad(\because\sin \theta=\frac{e^{i\theta}-e^{-i\theta}}{2i})\\\\ &\to&\delta(k-k')\quad({L\to\infty})\quad\blacksquare \end{eqnarray*}](https://batapara.com/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-c8f80fc6210e5d315596695eec3ef3db_l3.png)
最後の等号については「補足」を参考にされたい。 この結果から基底は
は直交する。
*いま、考えている
は連続であるため
直交性はデルタ関数
によって表されている。
複素フーリエ級数のような離散的な
を扱っている場合は
クロネッカーのデルタ
に置き換わることにも注意する。
**いまの基底の取り方(
因子つき)では
に関する積分でも規格直交している。
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簡単な補足:デルタ関数
上式の最後の行でデルタ関数の定義の1つとして以下の極限
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を用いた(図を参照)。

この右辺がデルタ関数の定義
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を満たすことは、実際に計算してみればわかる。

となり、確かにデルタ関数の定義を満たす。
*最後の積分には、以下のディリクレ積分を利用した。
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この積分は、複素積分を利用することで解くことができる。
まとめ
が入ると途端に取り扱いが難しくなる。 ここでもややテクニカルな手法を用いているため注意したい。
得られた結果自体はよく知られた重要なものである。