ベクトル解析の各種の公式は、成分ごとに考えるのがわかりやすい。また、前提として、divはベクトルに作用して、スカラー量をつくることを理解しておく。(ベクトル同士の内積と同じである。)ここでは触れ無いが、実はレヴィ=チヴィタの記号を学べば、ベクトル解析のrot(rot)=0などの公式は即座に導けることがわかるだろう。
1. 成分ごとに計算
について、 成分を計算すると、
となる。ここで、
と略記した。、 成分も同様にして、
を得る。したがって、式(*)は、
となる。が証明された。